勝利を決めるカード。通常は複数ある。使用例: 「スペードが出ればフラッシュが完成するのでアウトは 9 つある」
相手を負かすこと。使用例: 「Susie がリバーでフラッシュをヒットしたのでセットをアウトランされた」
(1) プレイする機会。自分の番が来ていることに気付いていないとディーラーが「あなたの番ですよ (Your action, sir)」と知らせてくれる。(2) ベットやレイズ。使用例:「3 枚目のハートがボードに出て動きが増えたら、フラッシュを完成させている相手がいると考えねばならない」
ベッティング ラウンドで最初にアクションを行うポジション。たとえば、BB の左隣りがプリフロップでのアンダーザガンになる。
ポットを獲得する上で数学的に不利なプレイヤーまたはハンドのこと。たとえば、フロップであと 1 枚でフラッシュ完成となった場合、リバーでフラッシュが完成する確率は 2:1 なのでアンダードッグとはならない (3 回に 1 回はフラッシュが完成する)。「ドッグ」の項も参照のこと。
ポーカー ハンドの開始時に各プレイヤーがポットに置く少額のベット。ホールデムではアンティを使用しない場合が多く、最初に「ブラインド」をポットに投じる。
ストレートを完成させるのに必要な最後の 1 枚を待っている状態。たとえば、手札が 9-5、ボードが 2-7-6 の場合、8 でストレートが完成する。「ガットショットストレート ドロー」ともいう。
このポーカー用語集は、『Winning Low リミット ホールデム』の著者 Lee Jones 氏の協力を得て同書より抜粋、翻訳したものです。
役が完成すれば獲得できるベットを含めたポットオッズ。たとえば、ポットオッズが 4:1 (フラッシュが完成する確率) でなくても、リバーでフラッシュが完成すればポットを獲得できると考え、ターンはフラッシュドローでコールをする。
ポットの「正当」な取り分。ポットが $80 で勝てる確率が 50% の場合、$40 のエクイティがあることになる。実際には $80 を獲得するかゼロだが、獲得が「期待」できる額が分かる。
テキサスホールデムで手札 2 枚のカードが異なるスートの場合をいう。
ボードのどのカードよりもランクが高いカード。たとえば、手札が A-Q でフロップが J-7-3 の場合、ペアはないが 2 枚のオーバーカードがある。
1 人または複数のプレイヤーがベットをコールした後にコールすること。
フロップのどのカードよりもランクが高いポケットペア。手札が Q-Q でフロップが J-8-3 の場合がこれに当たる。
このポーカー用語集は、『Winning Low リミット ホールデム』の著者 Lee Jones 氏の協力を得て同書より抜粋、翻訳したものです。
ストレートが完成するランクが 2 つある状態。たとえば手札が 9-8 でボードが 2-7-6 の場合、10 (6-7-8-9-T) または 5 (5-6-7-8-9) でストレートが完成する。「アップアンドダウンストレート ドロー (Up-and-down straight draw)」ともいう。
ベットまたはコールでチップ全額を使い尽くすこと。テーブル ステーク ゲームでは、ハンドで手持ちのチップ以上を使うことはできない。手持ちのチップがなくなった場合はサイドポットが作られるが、このポットを手に入れることはできない。ただし、チップを投じたポットは獲得するチャンスがある。使用例: 「Bob はついてないな。クワッズでフルハウスに勝ったけど、2 回目のベットでオールインだった」
ボードに同じランクのカードが 2 枚出てハンドの価値が下がること。使用例: 「手札が 8-7、フロップが 9-T-J でストレートが完成しているが、ターンで 8 が出て、手札がカウンターフィットされてほぼ無価値になった」
ドローハンドの別名 (おそらくクラップスの用語に由来)。
「内側」の数字を最後に引いて完成したストレートのこと。手札が 9-8、フロップが 7-5-2 でターンに 6 が出た場合など。
2 つのハンドの強さがほぼ同じである場合にどちらが強いかを判定するための単独のカード。たとえば自分が A-K、相手が A-Q でフロップに A が出るとともに A のペアだが、キッカーが K なので相手よりも強いハンドになる。ホールデムではキッカーが勝負を左右することがある。
ベッティング ラウンドで可能な最後のレイズを行うこと。通常は 3 回目または 4 回目のレイズがこれに当たる。カリフォルニア州のディーラーは「キャピトーラ (Capitola)」や「カプチーノ (Cappuccino)」という表現を好んで使う。
フォーカードのこと。
強いハンドを負かすこと。ポケット A についてよく使われる。「ポケット A がクラックされたのはこれで 3 度目だ」
使用例:「デッキをクリップルする」。現在のボードでほかのプレイヤーが欲しがっているカードを全部またはほとんど自分が持っている状態。手札がポケット K で、フロップで残りの 2 枚が出るとデッキをクリップルしたことになる。
特定のランクの最後のカード。使用例: 「フロップは J-8-3。自分のハンドはポケット J で、相手はポケット 8。リバーでケース 8 が出て、フルハウスなのに負けた」
ホールデムで、ランクが連続したスターティングハンドのこと。例: K-Q や 7-6 など。
テーブル中央に表を上にして置かれるカード。ホールデムやオマハでは全員が共有する。ボードカードまたは「ボード」とも呼ばれる。
5 枚すべてのカードを使った役。ストレート、フラッシュ、フルハウス、ストレート フラッシュがこれに当たる。
頻繁にコールするがレイズやフォールドはあまりしないウィーク / パッシブなプレイヤーのこと。こういうプレイヤーが同席していると好ましい。
直近のベットまたはレイズと同額をポットに入れること。くだけた表現として「見る (see)」という用語がある (使用例:「そのベットを見る」)。
一度に複数のベットにコールすること。たとえば、BB の次のプレイヤーがレイズすると、その次にコールしたプレイヤーは 2 つのベットを「コールドコール」することになる。ベットがコールされた後、後続のレイズをコールするのとは異なる。
あるプレイヤーのチップがなくなった場合に別途作られるポット。このプレイヤーはサイドポットは獲得できない。使用例: Al が $6 をベットすると Beth が $6 でコール。Carl もコールするが手持ちが残り $2 のため、$8 のサイドポットを作成。Al や Beth はこのサイドポットを獲得できるが、Carl は獲得できない。その代わり、勝利すれば元のポット (「センターポット」) を全額獲得できる。
残っているプレイヤー全員が自分の手札を見せ、誰の役が一番強いかを判定すること。4 回目のベッティング ラウンド終了後に行う。最後のベットやレイズに対して誰もコールしなかった場合はショーダウンは行わない。
テーブルのほかのプレイヤーと比べてチップがあまり多くないこと。自分の資金が $10 でテーブルのほかのプレイヤーが $100 以上ならショートスタックでプレイしていることになる。
非常に強力なハンドで負けたプレイヤーに贈られる特別ボーナス。ホールデムでは A のフルハウスまたはそれ以上の役で負ける必要がある。カリフォルニア州南部の大手カード クラブでジャックポットが $50,000 を超えたことがあった。レーキの一部がジャックポット資金に充てられる。
最強の役を役立たずにしてしまうカード。フロップが Q-J-9 で手札が T-8 なら十中八九最強の役だが、ターンで T が出ると負ける可能性が非常に高くなる。
ポーカー ゲームの特定のベッティング ストラクチャーのこと。ストラクチャード ホールデム ゲームの一般的な定義は「プリフロップ、フロップでのベットとレイズは固定額、ターンとリバーはその 2 倍の額とする」というもの。例: $2/$4 ストラクチャード ホールデムの場合、プリフロップ、フロップでのベットとレイズは $2、ターンとリバーでのベットとレイズは $4 となる。
任意の追加のブラインド ベット。一般に BB の左側のプレイヤーが BB の 2 倍の額をベットする。実質的にレイズであり、プレイに参加したいプレイヤーは 2 倍のベットを置かなければならない。また、ストラドルが行われるのはプリフロップで最後にアクションする順番で、「リレイズ」することができる。
レイズに必要なチップ全額を一度にポットに入れないベット行為のこと。口頭でレイズと宣言しなかった場合は取り下げられ、コールとなる。これにより、コール分のチップを出してその反応を見た後にレイズするかどうかを決めるというゲーム倫理に反するプレイを阻止する。
ペアの片方のカードがボードにあるツーペア。例: 手札が T-9 でフロップが T-9-5 の場合。ボードにペアがある場合はこれに当たらない。例: 手札が T-9 でフロップが 9-5-5 の場合。
複数のプレイヤーが同じ強さのハンドで勝利した場合にポットを分け合うこと。
ベッティング ストラクチャーの 1 つで、毎回のベッティング ラウンドで一定範囲内の任意の額をベットできる。一般的なスプレッドリミットは $2-$6 で、毎回のベッティング ラウンドで最小 $2、最大 $6 をベットできる。
コールすること。強いハンドでのスロープレイを含意する。使用例: 「フロップでナットフラッシュができたけど、警戒されないようにスムースコールした」
ホールデムで使用する 2 つのブラインドベットの小さい方。一般にスモールブラインドは初回ベッティング ラウンドのベットの 1/3 ~ 2/3 となる。「ビッグブラインド」や「ブラインド」の項も参照のこと。
強い手札だが、ほかのプレイヤーがポットに留まるように弱くプレイすること。
ホールデムで 2 枚のカードが同じスートのスターティングハンド。使用例: 「スーテッドだったので J-3 だけどプレイした」
このポーカー用語集は、『Winning Low リミット ホールデム』の著者 Lee Jones 氏の協力を得て同書より抜粋、翻訳したものです。
フロップで 2 番目にランクが高いワンペア。手札が A-T でフロップが K-T-6 の場合、フロップでセカンドペアとなる。「トップペア」の項も参照のこと。
手札 2 枚とボード 1 枚で作るスリーカード。
David Sklansky 氏が提唱した強力な概念。コールされないことを期待しているがコールされた場合もいくつかアウトがあるベットまたはレイズ。バリューベットもピュアブラフも適切ではなく、2 つを組み合わせたプレイが有効と思われる場合にセミブラフが正解とある。例: 手札が K-Q でフロップが T-5-J の場合にベットすること。最強のハンドではない可能性が高いが、対戦相手にすぐフォールドしてもらいたい場合がこれに当たる。コールされても最強のハンドになる可能性がある。
使用例:「ハンドをセルする」。スプレッドリミット ゲームで、非常に強いハンドを持っているけれどコールを期待して上限よりも少ない額をベットすることをいう。
ポーカー ハンドで最初に作られてポット。「メインポット」ともいう。これに対して、1 人または複数のプレイヤーがオールインした際に作られる 1 つまたは複数のポットを「サイドポット」という。
(1) プレイヤーがアクションを決めるためにプレイの一時中断を要求すること (使用例:「すいません、タイム」)。プレイヤーがタイムを要求せず、後続にたくさんのプレイヤーが控えている場合は、ディーラーがフォールドしたものとみなすこともある。(2) ボタンで徴収する金額または 30 分おきにカード ルームが徴収する金額のこと。ハウスの収入源の 1 つ (「レーキ」の項を参照)。
4 枚目のコミュニティカード。表を上にして置かれる。「フォースストリート (Fourth Street)」ともいう。
1) ベットしないこと。そのベッティングラウンドで後からコールまたはレイズすることができる。金額 0 をベットすることに等しい。(2) チップのこと。
チェックした後に後続のプレイヤーのベットに対してレイズすること。「フェアプレイでない」、「ポーカー倫理」に反すると的外れな意見をする人もいるが、ほとんどのカジノで許可されており、重要なポーカー戦略の 1 つである。ローリミットのホールデムでベスト ハンドを持っていてフィールドを減らしたい場合に特に有効。
向う見ずなプレイ。ハンドに参加しすぎる、むやみにブラフをする、悪い手でレイズするなど、最善のプレイを尽くしていない状態を「ティルト」という。
プレイヤーが無自覚に見せてしまう自分のハンドの強さ、次のアクションなどについての情報。「Telegraph (電報)」または何かをする前に何をするかを「教える (Tell)」に由来する。
ポーカー ルールの 1 つで、ハンド中に新たな資金を使うことはできないという決まり。ポットに投資できるのはテーブルに持ち込んだ資金に限られる。ハンド中に手持ちのチップがなくなった場合はサイドポットが作られるが、このポットを手に入れることはできない。カジノ ポーカーでは常にテーブルステークを使用する。ゲーム中にテーブルからチップを取り除いてはならないというルールを含むこともある。このルールは「テーブルステーク」と呼ばれないこともあるが、公に行われるポーカー ゲームではほぼ例外なく適用される。
ポーカー ゲームでカードを実際に (または建前上) 配るプレイヤー。プロのディーラー (カジノやカードルーム) または自動ディーラー (オンライン) がいる場合、カードをディールするプレイヤーを決める必要がある。これは、ブラインドやベットはディーラーの左隣から始まるためで、このためにディーラー ボタンを使用する。このボタンは毎回ハンドが終了するたびに時計回りに次のプレイヤーに移動する。
手札 2 枚とボードで作る最高ランクと最低ランクのツーペア。
最もランクが高いトリップス。例: 手札が T-T でフロップが T-8-9 なら、フロップでトップセットが完成。
2 枚のホールカードとボードの最もランクが高い 2 枚のカードのツーペア。
フロップでランクが最も高いカードのワンペア。手札が A-Q でフロップに Q-T-6 が出た場合など。「セカンドペア」の項も参照のこと。
スリーカードのこと。
ポットを獲得したプレイヤーがディーラーに支払う少額のチップ (通常 $0.50 または $1.00)。トークがディーラーの収入の大半を占めることが多い。
「アンダードッグ (Underdog)」の短縮形。
相手のより強いハンドにほぼ常に負けるハンドのこと。たとえば、K-3 は K-Q に「ドミネート」され、特定のフロップ (例: 3-3-X、K-3-X) が出た場合を除いて大抵は K-Q に負ける。
まだ強くないが正しいカードが来れば強くなるハンドでプレイすること。使用例: 「まだドローだ」。名詞としても使用する。使用例: 「悪くないドローなのでコールせざるを得ない」
完成してもポット獲得の見込みがないハンドを作ろうとすること。たとえば、対戦相手がすでにフルハウスを完成させているのにフラッシュを完成させようとすることをいう。当然、これは良い状況とはいえない。
このポーカー用語集は、『Winning Low リミット ホールデム』の著者 Lee Jones 氏の協力を得て同書より抜粋、翻訳したものです。
現在のボードで最高のハンド。ボードが K-J-T-4-2 でハートが 3 枚ある場合、ハートの A-X をナッツという (X は任意の数字のカード)。総合的なナッツではないが、特定のカテゴリの最高のハンドの意味で使用されることもある。上記の例で言えば、A-Q を「ナッツ ストレート」と呼ぶことがある。
自分の番が来たら、手持ちのチップスタック全額を上限に好きな金額をベットできるポーカー形式。リミット ポーカーとは大きく異なる。
ゲームを運営する胴元のこと。使用例: 「ボタンに置いた $2 はハウスの取り分だ」
(1) 使用例:「ポットをバイする」。コールされずにポットを獲得することを期待したブラフ。(2) 使用例: 「ボタンをバイする」。次以降のベッティング ラウンドで自分の番が最後になるように、自分からボタンまでのプレイヤーをフォールドさせようとベットまたはレイズすること。
このポーカー用語集は、『Winning Low リミット ホールデム』の著者 Lee Jones 氏の協力を得て同書より抜粋、翻訳したものです。
ターンとリバーがヒットしてドロー ハンドができること。たとえば、手札は A-7、フロップは A-6-4 でベット。相手がコール。ターンは T で全員がチェック。リバーは J で「バックドア」 ナット フラッシュが完成。「ランナー」の項も参照のこと。
勝ち目のないハンドで圧倒的に有利なハンドを負かすこと。相手がポットを獲得できたのは勝つために必要なたった 1 枚のカードがまぐれで出たからに過ぎないとほのめかすのに使用する。ポーカーを続けていく中で何度も耳にすることになるので使用例は省略。
バンクロールの変動を表す指標。好調・不調の度合いを示すものではない。バリアンスが高いほどバンクロールの変動幅も大きくなる。
このポーカー用語集は、『Winning Low リミット ホールデム』の著者 Lee Jones 氏の協力を得て同書より抜粋、翻訳したものです。
「バリュー ベット」など。対戦相手にベットをコールして欲しい場合をいう (ブラフの逆)。通常、最高の役を持っている場合に行うが、コールするプレイヤーが十分いる場合は、期待値が高いドローで行うこともある。
デッキの一番上のカードを伏せて捨てること。毎回のベッティングラウンドで次のコミュニティカードを出す前に行う。誰かがカードを見てしまったの場合の予防措置として行われる。
使用例:「フロップでヒットした」。手札を強くするカードがフロップにあること。手札が A-K でフロップに K-7-2 が出た場合がこれに当たる。
ホールデムで使用する 2 つのブラインドの内の高額な方。通常は最初のベッティング ラウンドのフルベットのこと。「ブラインド」や「スモールブラインド」の項も参照のこと。
何らかの理由によりプレイできないハンド。ファウルのハンドを持つプレイヤーはポットを獲得できない。使用例: 「フロップ後、手札が 3 枚あったので、ディーラーは彼のハンドをファウルと宣告した」
使用例:「ファストにプレイする」。ベットとレイズを可能な限り繰り返す攻撃的なプレイ。使用例: 「フロップでセットが完成し、フラッシュドローの可能性もあるならファストプレイすべき」
プリフロップでプレイヤー全員 (あるいはほぼ全員) が参加したポット。
統計的に有利なハンド。
現在のポットを獲得するチャンスを放棄すること。ベットをコールまたはレイズする代わりに手札を置くか捨てること。
ハンド前半のプレイ (または対戦相手の間の自分の評判) のおかげで、ベットにコールせずに済む見ることができるターンまたはリバーのこと。たとえば、ボタンの位置でフロップでフラッシュドローができてレイズすると、対戦相手はターンでチェックしてくる。ターンでフラッシュが完成すればベットしてもよい。ターンで完成しなかった場合は、チェックしてリバーカードを「ただで」見ることができる。
他のプレイヤーと勝負が拮抗している場合にポット全額を獲得するチャンスがあること。たとえば手札がクラブの A-Q、相手はハートの A-Q、フロップは Q-5-T でクラブが 2 枚あるとする。強さは同じだが、フリーロールの場合はこちらはポット全額を獲得できるが相手は獲得できない。クラブが出なければポットを分けることになるが、クラブが出ればポット全額を獲得する。
最初の 3 枚のコミュニティカード。表を上にして置かれる。
カードが配られる前に 1 人または複数のプレイヤーが置く強制ベット (または部分ベット)。通常、ブラインドはボタンのすぐ左のプレイヤーから置いていく。「ライブ ブラインド」の項も参照のこと。
自分の手が相手よりも弱いと思っているが、相手の強い手をフォールドさせるためにベットまたはレイズすること。
ハンドの形勢に影響を及ぼしそうにないボードカードのこと。フロップが A-J-T でターンで 2 が出た場合、このカードはブランクとみなされる。
ドローまたはコールの場合のポットオッズ。使用例: 「ポットのプライスは十分大きかったので、ガットショットストレート ドローで残った」
(1) カードの上に手またはチップを乗せること。これにより、ディスカードしたハンドをディーラーが誤ってマックするのを防ぐ。(2) ポットにさらに投資して、すでに投資しているブラインドが無駄にならないようにすること。使用例: 「彼はどんなに弱いカードでも常にブラインドをプロテクトしてくる」
ポットを 2 人のプレイヤーが争うこと。使用例: 「ターンでヘッズアップだった」
ストリートでポットに投じる最初のチップ。プリフロップではスモールブラインドが最初のベットになる。
ベットしたプレイヤーの方がハンドは強そうだが、ポットが十分大きいのでコールすること。使用例: 「彼はフラッシュを持っているようだったけど、トップセットができていたのでペイオフした」
伏せた状態でプレイヤーに配られるカード。テキサスホールデムでは最初の 2 枚のプレイヤー カードを、オマハでは最初の 4 枚のプレイヤー カードを指す。
(名目上の) ディーラーであることを示すしるし。ボタンが置かれているプレイヤー自身を指す場合もある。使用例: 「お、ボタンがレイズした」
フロップの一番ランクが低いカードで作るペア。手札が A-6 でフロップが K-T-6 の場合がこれに当たる。
ホールデムのコミュニティカード (フロップ、ターン、リバー) の総称。使用例: 「ボードにハートは 1 枚もなかった」
テキサスホールデムで、ボードでできている役よりも強い役ができない手札でショーダウンとすることをいう。たとえば、手札が 22 でボードが 4-4-9-9-A (フラッシュはできない状態) の場合、作れる最高の役が手札を必要としないので「ボードでプレイ」という。ボードでプレイすると、残っている相手全員とポットを分け合う以上の結果は得られないことに注意。
自分しか見ることのできないカード。使用例:「彼はポケット 6 (6 のペア) を持っていた」、「ポケットは A-K だった」。「ホールカード」も参照のこと。
ホールデムで 2 枚が同じランクでワンペアのスターティングハンド。使用例: 「最初の 1 時間でビッグポケットペアが 7 回なんて、これ以上はないね」
ブラインド ベットを置くこと。通常、カードルームでゲームに参加する際に最初に行わなければならない。ブラインドから離れたポジジョンに移動した場合もブラインドを置かねばならない。使用例:「あるプレイヤーが席を離れてブラインドから離れた別の席に着席した。ハンドに参加するには追加ブラインドをポストしなければならない」。「追加ブラインド」の項も参照のこと。
ポットの金額とプレイを続けるためにポットに投じなければならない金額の比率。たとえば、ポットが $60 で誰かが $6 をベットすると、ポットは $66 になる。コールには $6 かかるので、ポットオッズは 11:1 になる。最強のハンドを作る確率が最低でも 1/12 の場合はコールすべきである。ポットオッズはドローにも適用される。たとえば、ナットフラッシュのドローを持っている場合、4:1 のアンダードッグとなる。ベットをコールするのに $8 かかるとすると、ポットには $32 (最後のベットも含む) が必要となる。
自分の番が来たら、ポットの金額までベットできるポーカー形式。ノーリミットと同様に、リミット ポーカーとは大きく異なる。
ディーラーの前に置かれたフォールドされたカードとバーンされたカードの山。使用例: 「彼のハンドがマックに触れたのでディーラーがフォールドと判定した」。動詞としても使用する。使用例: 「アウトがなかったのでマックした」
レイズ、ベット、ブラフを超アグレッシブかつ頻繁に仕掛けてくるプレイヤー。真性のマニアックはギャンブルをしているに過ぎず、良いプレイヤーとはいえない。ただし、混乱させるために時折マニアックのようにプレイする相手は非常に危険なので注意する。
カードが配られる前に 1 人または複数のプレイヤーが置く強制ベット。「ライブ」とは再び自分の番が回ってくればレイズできることを意味する。
誰の役にも立たないフロップ (またはボード)。フロップが J-6-2 の場合がこれに当たる。
カードの数字のこと。使用例: 「ジャック」、「セブン」
一般的には「ランナーランナー」という。ターンとリバーの両方を使って完成したハンドのこと。使用例: 「トリップスだったけどランナーランナーのフラッシュにやられた」。「バックドア」の項も参照のこと。
このポーカー用語集は、『Winning Low リミット ホールデム』の著者 Lee Jones 氏の協力を得て同書より抜粋、翻訳したものです。
5 枚目の最後のコミュニティカード。表を上にして置かれる。「フィフス ストリート (fifth street)」とも言う。リバーの比喩はポーカーで最もよく耳にする常套句 (「奴はリバーで溺れた」など)。
トーナメントではない通常のポーカー ゲームのこと。トーナメント チップではなくリアルマネーが賭けられるため「ライブゲーム」ともいう。
現在のベットの額を引き上げること。
3 つのスートからなるフロップ。そのためターンでフラッシュは完成できない。2 種類のスートしかなくフラッシュを完成できないボード (5 枚) をいうこともある。
特定のハンドを持っているかのようにプレイすること。たとえば、プリフロップでレイズし、A ハイのフロップで再びレイズした場合、少なくとも A と強いキッカーをレプリゼントしていることになる。
ディーラーがポットから徴収する金額。カードルームの収入となる。
非常にタイトにプレイするプレイヤーのこと。創造性に欠ける。最高の役でしかレイズしない。ロックのアクションは読みやすいので、レイズしてきたらナッツ以外はフォールドすると良い。
テキサスホールデムのスターティングハンド 2 枚のランクが 2 つ離れている場合をいう。例: J-9s、6-4。
(1) 特定のプレイをした場合に獲得することが期待できる平均額。たとえば、25% の確率で役が完成する手札で $50 のポットに $10 を投じてカードを引き、役が完成した場合は必ず勝利するものとする。4 回に 3 回は役ができず、毎回 $10、合計 $30 を失う。4 回目に役が完成して $50 を獲得すると、この 4 回のハンドで獲得した額は $50 - $30 = $20 でハンド平均獲得額は $5 で、$10 をコールした場合の期待値は $5 となる。(2) 一定時間内にテーブルで稼ぐことが期待される額。100 時間のプレイで $527 を獲得した場合、期待値は $5.27/時となる。もちろん、毎時この額を獲得できる訳ではない (負けることもある)。 期待される獲得額の 1 つの目安。
ゲームに参加もしくは復帰した際、またはテーブルのポジションが変わった際に置くブラインド。「ブラインド」や「ポスト」の項も参照のこと。